口腔機能向上加算(Ⅰ)(Ⅱ)について

はじめに

デイサービスの管理者、経営者、介護従事者の皆さん、こんにちは!

今回は、介護報酬制度の中でも重要な「口腔機能向上加算」について詳しく解説します。この加算は、利用者の口腔機能(口腔機能)を維持・向上させるための取り組みに対して支給されるもので、事業所の収益向上にも直結します。

この記事では、口腔機能向上加算の目的、算定要件、メリット、そして業務効率化に役立つ介護ソフト「rehaqum(リハクム)」についてもご紹介します。



口腔機能向上加算とは?

口腔機能向上加算は、利用者の口腔機能(咀嚼や嚥下、発声など)を維持・改善するための支援を行うことで算定できる加算です。口腔内の健康状態を維持することで、全身の健康や生活の質(QOL)の向上にも寄与します。

口腔機能向上加算の目的

  1. 利用者の健康維持:口腔機能の維持・改善により、誤嚥性肺炎の予防や栄養摂取の向上を図ります。
  2. 自立支援の促進:口腔機能の向上が、食事や会話など日常生活動作(ADL)の自立を支援します。
  3. サービスの質向上:科学的介護情報システム(LIFE)を活用することで、質の高いケアの提供を目指します。

口腔機能向上加算の単位数と対象者

  • 口腔機能向上加算(Ⅰ):150単位/回(月2回を限度)
  • 口腔機能向上加算(Ⅱ):160単位/回(月2回を限度)

対象者

口腔機能向上加算を算定できる利用者は、口腔機能向上サービスの提供が必要と認められた以下のいずれかに該当する方です。

  • 認定調査票の嚥下、食事摂取、口腔清潔のいずれかの項目で「1」以外に該当する方
  • 基本チェックリストの口腔機能関連項目(13)、(14)、(15)のうち、2項目以上が「1」に該当する方
  • その他、口腔機能が低下している、またはそのおそれがある方

口腔機能向上加算の算定要件

口腔機能向上加算(Ⅰ)の算定要件

  • 言語聴覚士、歯科衛生士または看護職員を1名以上配置すること。
  • 利用開始時に利用者の口腔機能を把握していること。
  • 専門職(言語聴覚士、歯科衛生士、看護職員、介護職員、生活相談員等)が共同で口腔機能改善管理指導計画を作成すること。
  • 口腔機能改善管理指導計画に基づき、言語聴覚士、歯科衛生士または看護職員が口腔機能向上サービスを実施すること。
  • 利用者の口腔機能を定期的に記録・評価し、進捗状況を把握すること。
  • 評価結果を介護支援専門員や主治医、主治歯科医に情報提供すること。
  • 定員超過利用や人員基準欠如に該当しないこと。

口腔機能向上加算(Ⅱ)の算定要件

  • 口腔機能向上加算(Ⅰ)の要件を満たすこと。
  • LIFEを通じて利用者ごとの口腔機能改善管理指導計画の情報を提出すること。
  • 提出した情報やフィードバックを基に、PDCAサイクル(Plan・Do・Check・Action)を活用してサービスの質を継続的に向上させること。
  • LIFEへのデータ提出:口腔機能に関する評価データをLIFEに提出し、フィードバックを受けて活用すること。
  • 専門職の関与:歯科衛生士や看護師、介護職員が連携し、口腔機能向上プログラムを実施すること。
  • 個別支援計画の作成:利用者ごとに口腔機能向上を目的とした支援計画を立案し、定期的に見直すこと。

加算取得のメリット

  1. 売上向上:口腔機能向上加算の取得により、事業所の収益増加が期待できます。
  2. 業務効率化:LIFEデータを活用した科学的介護により、業務の無駄を削減できます。
  3. 質の高いケア提供:データに基づくフィードバックで、より効果的なケアが可能になります。

業務効率化に向けた介護ソフトの活用

口腔機能向上加算の取得や管理を効率化するためには、介護ソフトの導入が不可欠です。

【株式会社meuxiaが提供する介護ソフト「rehaqum(リハクム)」の特長】

  • 簡単操作でデータ管理が可能:口腔機能評価のデータ入力やLIFEへの提出もスムーズ。
  • 業務効率の向上:評価・記録・分析が一元管理でき、スタッフの負担を軽減。
  • 質の高いケアの実現:データに基づいた科学的介護の推進をサポートします。

口腔機能向上加算の留意点

  • 口腔機能向上サービスは、利用者ごとのケアマネジメントの一環として提供されます。
  • 医療保険で「摂食機能療法」を算定している場合や、介護保険での「摂食・嚥下機能訓練」を実施していない場合は、口腔機能向上加算の算定ができないことがあります。
  • 定期的な評価と適切な情報共有が求められ、介護支援専門員や主治医との連携が不可欠です。

まとめ

業務効率化に向けた介護ソフトの活用

口腔機能向上加算を効率的に管理するためには、適切な介護ソフトの導入が不可欠です。

rehaqum(リハクム)の特徴

  • 簡単な操作で口腔機能向上計画書を作成、評価
  • アセスメントの実施、算定判定実施にて介護支援専門員(ケアマネジャー)、家族向けにアセスメント評価を印刷可能です
  • モニタリング、実施記録の作成も簡単
  • LIFEへのデータ提出を効率化
  • 看護職員、言語聴覚士、歯科衛生士の業務を効率化
  • データ管理が一元化できるため、評価・見直しもスムーズ

業務効率化に向けた介護ソフトの活用

口腔機能向上加算を効率的に管理するためには、適切な介護ソフトの導入が不可欠です。

これにより、業務効率が大幅に向上し、スタッフの負担軽減だけでなく、売上向上にも貢献します。

口腔機能向上加算は、利用者の健康維持と事業所の収益向上を同時に実現できる重要な加算です。株式会社meuxiaが提供する「rehaqum(リハクム)」を活用することで、加算取得に必要な管理業務を効率化し、より質の高い介護サービスを提供できます。

詳細については、株式会社meuxiaの公式サイトをご覧ください!


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